ワキの下にボトックスを注射することで汗を抑える多汗症治療です。汗の分泌を抑えることで臭いの軽減にもつながります。効果は半年から1年と永続的なものではありませんが、お手軽な方法のため、ワキガや多汗症の症状が無い方でも、汗の量が増える夏場にあわせて施術を希望されることが多い治療です。
ワキの他にも多汗症の症状があらわれる手の平や足にも施術ができます。
暑さや緊張などを脳が感じると、神経から発汗を促すアセチルコリンという神経伝達物質が汗腺へと放出されて、汗を出すようになります。ボトックスは、アセチルコリンの放出をブロックし、神経から汗腺への情報伝達を遮断して発汗を抑制します。発汗抑制効果の持続には個人差があり、国内外のデータでは通常4~9ヵ月とされています。効果を保つためには反復投与が必要となります。
腋窩とはワキの下のことで、ワキ汗が過剰に分泌される症状を「腋窩多汗症」と言います。多汗症はワキの下以外にも汗腺が密集している手の平や足の裏、額などにも生じますが、中でも腋窩多汗症は、米国や日本の疫学調査において多汗症全体のおよそ半数を占めるとされています。腋窩多汗症は、日常生活に支障を及ぼすため2012年11月よりボトックス注射による治療が保険適応となりました。ただし、「重度」の腋窩多汗症の患者様のみが適応となり、いくつかの診断基準を満たす必要があります。
以下(A)・(B)・(C)の3つの条件を満たす患者様は重度の原発性腋窩多汗症と診断され、保険適応となります。
当院ではワキの汗止めボトックス注射の保険治療は行っておりませんが、軽度・重度関係なく保険治療とほぼ変わらない費用で治療を行います。保険適応になるかどうかの面倒な診断もなく、効果や治療内容などは保険診療と変わりません。多汗症と診断されなくても夏場は汗の量が気になるといったお悩みにも対応いたします。
スマイルクリニックの 汗止めボトックス注射 |
保険診療 | |
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適応 | 軽度~重度の多汗症の方 多汗症ではないが汗の量が気になる方 |
重度の原発性腋下多汗症の診断基準を満たした患者様 |
部位 | ワキ、手の平、足の裏など汗腺が集中しているために汗の量が多い部位 | ワキのみ |
使用する薬剤 | リジェノックス(ジェネリック) | A型ボツリヌス毒素製剤 |
効果の持続 | 4~9ヵ月持続(個人差あり) 効果を継続するには反復投与が必要 |
治療費はすべて消費税別途
ワキの汗止めボトックス注射
※アラガン社製の「ボトックスビスタ」での施術は80,000円(別途消費税)になります。
レーザーによる、切らないワキガ・多汗症根治治療
わきがの臭いや多汗症の原因となるアポクリン汗腺やエクリン汗腺を破壊するレーザーを照射することで、ワキ汗を大幅に軽減することができます。汗腺自体を破壊するので、照射で得られた効果は半永久的に持続します。