診療内容
黒ずみ・モントゴメリー
ピンホール照射縮小術
モントゴメリー腺治療
乳輪に存在するモントゴメリー腺が腫大するとブツブツと目立ってしまいコンプレックスとなります。組織自体どなたにでも数十個存在し、病的な腫瘍ではありまえせん。
一般的には、病変と捉えられメスを用いた外科的な手法や、ホクロ治療のように全体を削り取る除去療法が用いられます。
傷あとは色素がない”色素欠損”となり、乳輪の中で目立ってしまうことも多々見受けられます。
一般治療後の痕跡にお悩みの方が多数いらっしゃる黒ずみ治療時の経験に基づき、ダウンタイムおよび次なるお悩みの元となる術後の痕跡:色素欠損を最小限にとどめる工夫を行っております。
それが、下記のご案内する小さなキズで腫大組織の縮小を目的としたピンホール照射縮小術となります。
治療方法
ピンホールレーザーについて
ピンホールレーザーによる治療は、一般的な「レーザーによるくり抜き」や「切除手術に」比べて除去の範囲に制限がありますが、表面麻酔のみで施術でき、極小のキズで治療することが可能です。デリケートな部位の治療なため、当院ではダウンタイムが最小限に抑えられ、手術痕が残ってしまうリスクを回避できる「ピンホールレーザー照射術」を行っています。
ピンホール照射 | 一般的なレーザー治療 | 切除手術 | |
---|---|---|---|
麻酔 | 表面麻酔※ | 注射麻酔 | 注射麻酔 |
ダウンタイム | 数日程度0.5mm~1mm程度の擦り傷が付きます。小さな擦り傷なので出血はほとんどありません。 | 除去したサイズの擦り傷が8日~14日程度残ります。病変と同サイズの潰瘍となります。数日間の出血を伴いガーゼ保護が必要です。 | 手術後の経過に個人差がありますが、1週間程度腫れを伴う場合があります。1ヵ月程度の制限があります。 |
治療跡が残るリスク | 上の写真の治療後1ヵ月です。0.5㎜程度の色素欠損は生理的な欠損と区別がつきません。 | 一般的なレーザー除去の場合はメスは使わないが色素欠損が大きいため治療跡が目立ってしまう。 | 手術除去は縫合による線状の傷跡が残る。色素欠損は小さいが不自然さで目立ってしまう。 |
除去可能な大きさ | 2-3㎜までのサイズ制限あり。 大きな病変は複数回の治療が必要。 |
5mm程度までのモントゴメリーの除去も可能です。 | 大きいモントゴメリーの除去も可能です。 |
※少量のみ注射麻酔も併用することがございます。
施術の詳細
施術時間 | 片側10-15分程度 |
---|---|
通院回数 | 術前診察、術後経過観察が必要です。 |
追加治療 | 異なる病変への治療は2週間後より可能。 同一病変の治療は1ヵ月後から可能。 ※大きな病変を複数回で治す場合 |
入浴 | 制限なし。 |
施術中の痛み | ほとんど痛みはありません。 |
施術後のアフターケア | 内服薬、外用剤を使用します。 小さなスリキズは2週間前後で塞がります。同部に発赤が1-2か月続きます。 参考写真はこちら> |
リスク | 薬剤アレルギー、細菌感染 小さな瘢痕(色素欠損)の可能性があります。 腺組織を縮小するだけです。再度腫大する可能性があります。 |
費用について ※ 別途消費税
モントゴメリー腺除去 | 片側3ヵ所 | 50,000円 |
---|---|---|
片側5ヵ所 | 80,000円 |
※症状により保険適用外の場合もあります。