診療内容
ニキビあと・傷あと
傷あとの治療
フラクショナルレーザー・RFによる皮膚入れ替えとは?
面状に照射されるレーザーをレンズやスリットを通して小さな点状のレーザーに分散させることをフラクショナル照射とよびます。このエネルギーの変換・加工によって表層のダメージを軽減し、より深部まで強く到達できるようになります。このよう工夫により、新たな傷あとを作ることなく病変を破壊除去および通常組織の再生を誘導することができます。
すなわち『病的組織”傷あと”の破壊と通常組織の再生』による『皮膚の入れ替え』を起こすことにより少しずつ傷あとを普通の皮膚に近づけていくことができます。
当院では、従来より用いているフラクショナルレーザーと、表層組織の入れ替えに優れたフラクショナルRFを組み合わせ、より効率的な入れ替え治療を提供しています。
ポイント
- 5-10%ずつの入れ替え治療
- ※幅1.0㎜の傷あとは10回程度で、掠れていきます。※元の組織量により比率は変わります。
- ストレッチマークも治療可能
- ストレッチマーク(妊娠線・肉割れ線)も治療できます。また、広い範囲の傷あとにも対応可能です。
※手のひら2枚まで
- 美容外科、各種外科手術の術後にも
- いろいろな状態・ステージの傷あとに対応できるので、術後のフォローアップ、アフターケアとしても有効です。さらには、何年も過ぎた古い傷あともきれいにできます。
- 傷の状態に適した施術を選択
- 早期はレーザーで治療し、後半はRFで治療を行うなど、傷の状態に適した施術を行います。
- 外用麻酔のみで治療可能
- 注射麻酔は不要です。治療中も痛みや出血はほとんどありません。
- 早い治療サイクル
- 2週ごとに繰り返し治療できます。 また、1クール内で改善が確認できます。※個人差あり
こんな方におすすめ
- こんなお悩みにRECOMMEND
-
- 傷あとを少しでもキレイにしたい方
- 美容外科の傷を目立たなくしたい方、ダウンタイムが気になる方
- 一般形成外科診療の結果では不十分な方
- 手術は受けたくない方、手術では治せないと断られた方
- 保険診療の対象から外れる軽症の方や自傷行為の傷あとの方
- 受傷後早期の赤い傷あとや時間の経った白い傷あとにお悩みの方
- 向いていない方NOT RECOMMEND
-
- メンタルが不安定な方
- 過度な期待をされる方、結果を急ぐ方:
治療ごとに改善が得られますが、外観上の変化には一定回数を要します。
治療方法
Before & After
傷そのものを破壊して除去「フラクショナルRF」
「フラクショナルRF」は刺入した複数本のマイクロニードルによりRF(ラジオ波)を照射。直接傷の深部にRFが照射されるため、ダイレクトにRFとニードリングの相乗効果が得られます。
ターゲットである真皮層に熱エネルギーを直接与え、コラーゲン生成やタンパク質変性、組織変性を起こすことによって破壊から再生を促し、新しく再生された正常組織に入替えニキビ跡(クレーター)を目立たなくします。
また「フラクショナルRF」は最新のテクノロジーにより、自動的に肌の状態に応じたきめ細かなエネルギーに調整。表皮から深部まで必要な部位で深さを加減して効果をもたらすことができます。
フラクショナルRFによって瘢痕組織の微細な破壊を行います
微細な針を肌深部まで刺入させその針からRFをダイレクトに照射。
RFによって瘢痕組織を破壊・軟化させ、減量させていきます。なお、毛髪ほどの極細ニードルですので術後の出血や内出血はほとんどありません。また肌表面の損傷はとても微細なため見た目にはわかりません。
真皮層まで均一に薬剤を導入し、新たに皮膚を再生し入れ替えます
フラクショナルRFはRF照射と同時に薬剤を導入することができます。
針を除去したときの吸引圧の反動を利用し薬剤を刺入孔より深部まで浸透させます。薬剤の作用によって瘢痕の溶解と通常の真皮コラーゲン再生を促進し皮膚を入れ替えていきます。
痛み・出血が少ない
イントラセルなどの従来のフラクショナルRFには「痛みが強い」という問題点がありました。
しかし当治療では吸引圧を利用し皮膚を伸展固定できるため、刺入がスムーズになり挿入の痛みや出血が大幅に改善されました。またニードルごとに違う電極を持つことで熱の分散が均一となり、痛みが緩和されています。
さらにニードルをスピーディに肌に当てることで、痛みを感じにくい照射・導入を行うことができます。
「フラクショナルRF」は、傷跡の修正治療に適しています。
これまでレーザーやスキンニードリングなどで取り組んできた傷跡修正治療ですが、さらに精度・治療効果を上げてリニューアルしました。「フラクショナルRF」はレーザーとニードリングのどちらの機能も併せ持ち、より効果的に傷跡修正を行える最新の医療機器です。当院では形成外科医専門医が豊富な経験と症例をもとに、患者様の状態に合わせ効果的な傷跡の治療を行っていきます。
施術の流れ
-
STEP01
-
初診(カウンセリング・血液感染症検査)
症状や状態を確認し、治療内容や期間の説明をします。ご不明な点やご希望がありましたら、お気軽にご質問ください。
ニードル治療につき、血液感染症検査は必須です。
-
STEP02
-
施術準備(外用麻酔)
事前にご購入いただき、施術時間の1時間以上前に使用してからご来院いただきます。
-
STEP03
-
施術(薬剤塗布)
治療に適した薬剤を肌に塗布します。(治療目的や症状・患者様のご希望によっては薬剤を塗布せず、照射を行うことがあります)
-
STEP04
-
施術(照射)
同時治療は4部位まで可能です。照射時間は部位や範囲・症状によりますが、おおむね15分程度です。
※治療部位に応じた費用がかかります。
-
STEP05
-
終了
施述後はクーリングを行い、テープでマスキングして終了です。ダウンタイムもほぼなく、すぐにお帰りいただけます。施術当日のシャワーは可能です。
施術の詳細
施術時間 | 15~30分程度 ※お肌の状態や症状などによって異なります。 |
---|---|
施術中の痛み・麻酔 | 痛みはあまり感じませんが、個人差がありますので痛みに弱い方はご相談ください。 フラクショナルRFの場合は、事前にご購入いただいた外用麻酔を使用してご来院ください。(麻酔注射はありません) |
施術後の内出血・腫れ | 照射後、赤みや腫れがでることがあります。徐々におさまり、1週間程で消失します。(メイクで隠せる程度)また照射翌日からカサカサと乾燥したような肌状態になる場合がありますが、これは肌が生まれ変わりをしてるためです。無理に擦ったり引っ掻いたりしないで下さい。 |
施術できない方 | 重篤な皮膚疾患・炎症がある場合 |
費用について ※ 別途消費税
■ 傷跡:レーザー治療(1部位)
初回トライアル | 10,000円 |
---|
■ フラクショナルRFによる傷跡修正治療
1回治療 | 1部位 | 25,000円 |
---|---|---|
2部位 | 40,000円 | |
5回コース ※初めてのコースチップ代込み (消化期限はコース初回より3ヵ月) | 1部位 | 100,000円 |
その他費用 | 麻酔テープ(6枚セット) ※院内麻酔は注射・クリームとなります。 | 3,000円 |
---|---|---|
サージカルテープ ※傷の保護・遮光に使います。 | 300円 / 500円 | |
検査代(保険適応) ※初回のみ、血液感染症を確認します。 | 2,000円 | |
RF チップ代 ※3ヶ月ごと・コース毎に交換します。 | 10,000円 | |
トレチノイン軟膏(5g) ※HQ配合済 表皮ターンオーバーを促進 | 6,000円 | |
発赤対策 GEN モード追加 ※毛細血管を減少させ赤味を消退させます。 | 5,000円 | |
医師による施術指定 ※オンライン予約時にお申込みください。 | 5,000円 | |
カルテ作成 ※院ごとのカルテ作成料がかかります。 | 3,000円 |
※1部位:術後瘢痕、外傷後瘢痕6cm未満の線状痕、リストカット痕(浅い傷あとの集合)は名刺サイズ
※全て税抜価格の表記です。